シロアリの対策
住宅に被害をもたらすシロアリは、一年中活動していますが、
特に5-7月に見かけることが多くなります。
というのもこの時期は普段床下や樹木の中など、見えないところにいるシロアリが
新たな巣となる所を探して、「羽アリ」として活発に外に飛び出すからです。
また、写真のような「蟻道」も、シロアリの侵入の形跡となりますで。
光を嫌うシロアリが、土でトンネルを作りながら進む習性があるため
このような通り道が出来ます。
巣になりそうな場所を見つけると、自ら羽根を落として巣作りや繁殖の準備を始めます。
この段階ではまだ建物への被害がない場合が多いため、もし家の中で透明な羽根、
白色や茶色い虫を数匹見かけたら、住宅メーカーや駆除業者に連絡して、
早目の対応をすることが重要です。
★定期的なメンテナンス
住宅の新築時には「防蟻工事」として薬剤の散布を行っており、5-10年の
保証期間が設定されています。つまり5-10年で薬剤の効果が切れてしまうということです。
ご自身の家が最後にいつ防蟻工事を行ったか、保証書等を確認し、
もしわからなければ建築した会社に問い合わせてみると良いでしょう。
定期的に薬剤散布を行うことで、建物への被害を防ぐことが出来ます。
★シロアリの餌になる物を置かない
家の周りにシロアリが住みつかないようにすることも重要です。
庭先や軒下に木材、段ボール、紙類などを放置しないようにしましょう。
それらが雨に濡れて水分を含んだりすることで、シロアリにとって絶好の
餌場になります。
暖炉で使う薪や、DIY用の木材等 どうしても外に置く場合は金属製の棚等を
用意し、地面から離して保管するとある程度対策になります。
シロアリは目に見えないところで活動し、気が付いたときには建物に重大な
被害が出ていることがあります。
定期的な防蟻工事と、シロアリを寄せ付けない住環境づくり、
大切なお住まいを長く使い続けるため、普段から心掛けておくことが大事です。
シロアリについてご不明な点、家の中でシロアリらしきものを見かけた、等
気になることがありましたらお気軽に弊社までご連絡下さい。