人吉の住宅再建(地鎮祭)
2020年(令和2年)7月、熊本県南部を流れる球磨川が集中豪雨により
氾濫し、周辺流域に甚大な水害が発生しました。
住まいを失った方、お仕事が出来なくなってしまった方々
が一刻も早く元の生活へ戻ることが出来るようお祈り申し上げます。
今回はそんな人吉市で、住宅の再建のお手伝いを
させて頂けることになりましたので
ご紹介したいと思います。
球磨川が眼前に広がる眺望の良い場所にお住まいだったM様ご家族、
その球磨川の氾濫により、住宅は浸水してしまいました。
被害に遭われた住宅を見せていただきました。
天井付近の壁の色が変わっているところまで泥水が入ってきたそうです。
あらかじめ避難することが出来、幸いにも命は助かりましたが、
住宅はもちろん残っていた家財や思い出の品は失われてしまいました。
すぐ近くには水害で崩落した西瀬橋があります。
現在は鉄骨を組み立てて仮復旧し、車の通行も可能になっています。
M様からご連絡があったのは水害直後の8月で、
「住んでいた場所よりも川から離れた、新たな場所に新築を再建したい」
とのご要望を承りました。
M様ご家族はとても明るくご家族の仲の良さも伝わってきて、
一緒にお話しをしているこちらが元気をもらうようでした。
それから何度も遠方よりお越しいただきお打合せを重ね、
ご希望される間取りと仕様が定まったところで
1月下旬に地鎮祭を執り行いました。
お寺の住職の方にお祓いをしていただき、
敷地の四方にお米と塩、お神酒をまき
工事の安全を祈願いたしました。
最後に記念撮影。
ブログへの写真使用の承諾も快くいただきました。
M様ありがとうございます!
2016年の熊本地震の時にも痛感いたしましたが、
災害でお住まいを失った方への復興のお手伝いは住宅に
携わる者としての使命だと思います。
今月からM様の住宅再建が始まります。
便利で快適なお住まいになるよう
尽力いたします。
地鎮祭でM様より豪華なお弁当をいただきました!
重ねて感謝申し上げます。