住まいに関するQ&A vol.3
お客様から実際に頂いた質問と、そのご回答をまとめた
住まいに関するQ&A、今回は屋根に関するお話です。
Q すでに建っている住宅に後から太陽光パネルを載せることは可能?
A 建築済みの住宅に後から太陽光パネルを載せることは、技術的には可能です。
その際検討しなければいけないこととして、
1、屋根重量が増加する
今までの屋根の上に新たに太陽光パネルの載せることになる為、
屋根の重さが増し、建物に掛かる負荷が増えます。
新築当時の建築基準法に基づいた強度を確保した住宅となっているはずですが、
新たに荷重がかかることまでは想定されていないことも考えられます。
その場合、短期的な建物の倒壊などの可能性は低いですが、
少なからず建物の寿命を縮める恐れがあります。
また、屋根へ太陽光パネルを固定するためのボルト留めなどが必要になります。
それによる雨漏りの発生や保証等、信頼できる業者選びが重要になります。
2、屋根が効率の良い勾配・向きになっていない場合がある
出来るだけ多くの日光を受けるために適した角度と方角があります。
太陽光パネルの設置を想定していないまま建てられた住宅は、
そのままでは発電効率が悪くなってしまうことがあります。
後付けの場合もパネルの下に土台を置くことで
効率のいい方向への調整は可能ですが、その分費用も上乗せ
され、外観を損なってしまうこともあります。
もし新築を考えられている方で、将来的に太陽光パネルの設置も検討されている場合は
施工会社へその旨を伝えておき、後からの荷重にも耐えられる強度、
効率の良い運用が出来る屋根の形状を提案してもらうと良いと思います。