住まいのお手入れ③
こんにちは。
「住まいのお手入れシリーズ」はお役立ていただけていますでしょうか?
第3回目の今日は、壁のお手入れについてご紹介したいと思います。
普段、床のお手入れはしても、クロス(壁紙)を掃除することはほとんどないのではないでしょうか。
私も汚してしまったとき以外は、ほとんど掃除することはありません。
①クロス全般
ホコリをそのままにしておくと、湿気を吸ってシミの原因になってしまいます。
・ブラシや羽ほうきなどでホコリを払いましょう。
・落ちにくい汚れは、消しごむか食パンでこすり落とします。
それでも落ちにくいようでしたら、住宅用洗剤を薄めたぬるま湯を布に含ませ、
上からたたくようにして拭き取り、仕上げに乾いたきれいな布で拭きます。
②ビニールクロス
・ブラシではたいたり、掃除機をかけて表面の汚れを落とします。
水拭きができるので比較的簡単に汚れを落とせますが、
その際は継ぎ目の間に水分が入らないよう注意して、固く絞った雑巾で行いましょう。
・落ちにくい汚れは中性洗剤をお湯に溶かし、固く絞った雑巾で拭きとった後、乾拭きします。
さらにひどい場合は、強力洗剤をスプレーし、下から上へ拭きます。
※上から下へ拭くと、洗剤が垂れてシミの原因になりますので避けましょう。
※メラミンスポンジに少量の水を含ませて軽くこすると、汚れがよく落ちます。
〈ビニールクロスと紙クロス・布クロスの見分け方〉
一般的に使用されるクロスのほとんどはビニールクロスですが、中には紙系、布系のクロスもあります。
見分け方の一例として、霧吹きで水を吹きかける方法があります。
水を吹きかけた時、ビニールクロスは水をはじいたり、
下に垂れたりしますが、布系や紙系のクロスは水を吸い込みます。
少し見えにくいですが、弊社のカットサンプルで実際に試してみましたので、ご参照ください。
水滴が残ったり、下に垂れたりします。
水を吸い込み、水シミができます。
クロスは床よりもデリケートですので、お手入れの際は、
ゴシゴシ強くこすらず、優しく丁寧に扱ってくださいね。
次回はクロスについてしまったカビやたばこのヤニの
除去方法などをお伝えしていきたいと思います。