家の中の熱中症対策
九州地方は梅雨明けし、毎日猛烈な暑さを記録しています。
毎日のように熱中症で救急搬送されたとのニュースが流れていますが、
熱中症患者の3-4割は家の中で発生しているとも言われています。
屋外で活動される方はもちろん、普段家の中で過ごされる方も、
今一度熱中症対策を心掛けてみましょう。
1.温度、湿度に気を配る
家の中でエアコンをつける方は多いと思いますが、設定温度に
問題はないでしょうか?
室内の適正温度は28度以下とされています。
また、温度に比べて見落としがちな湿度。
こちらは60-65%を超えると適正温度内でも熱中症リスクが高まるそうです。
家の中に温度計と湿度計を設置し、快適な空間の維持を意識しましょう。
2.エアコンの聞いていない部屋での作業を避ける
リビングや寝室はエアコンで快適な環境にしていても、
納戸や洗面脱衣室、トイレ等は比較的温度が高くなります。
そういったところでの掃除や片付等は日中の暑い時間を避け、
極力短時間で済ませるように意識しましょう。
3.屋内への日差しを軽減する
最近の窓は性能が向上し、遮熱性に優れてはいますが、
それでも窓から入ってくる直射日光の影響は大きいです。
室内からならブラインドやロールスクリーン、
室外からならすだれやグリーカーテン等、
日差しが入り込む量を軽減する工夫が必要です。
今回は住環境の側面からの対策をお話しましたが、
水分補給や適度な休憩、食生活等での対策もとても重要です。
少しでも体調が悪いと感じたらすぐに涼しいところで休息をとり、
医療機関の受診も行いましょう。