強盗対策に効果的!ガラス交換と防犯フィルムで家を守る方法
家の防犯対策として窓ガラスを強化したい
最近、強盗事件が増えているというニュースをよく耳にします。特に窓からの侵入が多いと聞きますが、10秒ほどでガラスを割って侵入されるということが現実に起こっています。
そんな中、家の窓ガラスをどうすれば強化できるのか考える方も増えてきています。
今回は、家の防犯を強化するためにおすすめのガラスや対策方法について、建築のプロが解説します。
ガラスの種類と強度について
現在、住宅に使われているガラスはペアガラス(2重ガラス)が多いですが、ペアガラスには一枚ガラスに比べて防犯性が高いものの、強盗による侵入を防ぐには物足りない場合もあります。ガラスを割られる時間は1枚ガラスで10秒、2枚のペアガラスでも20秒ほどで侵入されてしまうからです。
そこでおすすめなのが、合わせガラスです。これは、2枚のガラスをぴったり貼り合わせ、その間に樹脂膜を挟んでいるタイプのガラスです。
樹脂膜があることで、ガラスが割れても割れ落ちることなく、侵入を防ぐことができます。これにより、防犯性が格段にアップします。

さらに、この合わせガラスは、台風や自然災害にも強いため、防災面でも非常に効果的です。
防犯フィルムの活用方法
合わせガラスへの交換は効果的ですが、コストがかかるため、すべてのガラスを交換するのは少し高額になってしまいます。
そこで、防犯フィルムを既存のガラスに貼る方法もあります。この方法は、初期費用を抑えたい方におすすめです。
防犯フィルムを貼ると、万が一ガラスが割れた場合でも、割れた破片が飛び散ることなく、ヒビが入った状態で留まるため、侵入を防ぎやすくなります。ただし、防犯フィルムは劣化しやすいため、約10年ごとに貼り替えが必要です。また、自分で貼ることもできますが、広い窓にフィルムを均等に貼るのは難易度が高いので、プロに依頼するのが一般的です。
さらに強化したい場合の対策
窓ガラス以外の防犯対策として、防犯カメラの設置や、オートロックシステムの導入も非常に効果的です。防犯カメラは、不審者を遠ざけるだけでなく、もしもの時に証拠を残すことができます。また、オートロックにすることで、締め忘れがなくなり、より安心して暮らせるようになります。


また、どんなに防犯対策をしても、戸締りの確認が最も大切です。無意識に鍵をかけ忘れることが多いので、毎回の確認を欠かさないようにしましょう。
まとめ:家の防犯対策のポイント
- 合わせガラスは防犯に非常に効果的で、割れても割れ落ちずに侵入を防ぐ。
- 防犯フィルムでコストを抑えつつ、防犯効果を高める。
- 防犯カメラやオートロックの導入も有効。
- 戸締りを忘れずに確認することが最も重要。
家の防犯対策をしっかりと考え、安心して暮らせる環境を作ることが大切です。
熊本で家の防犯対策を強化したい方は、平野設計室にご相談ください。プロの建築士が最適なアドバイスと対応をいたします。