今両親と暮らしていますが、両親ももう70代。今後の為にバリアフリーに改装した方がいいのかな?と漠然と考えています。具体的にはどんなことをすればいいのでしょうか?
70代ですね、でも今、年配の方本当に元気がいいですよね!
ピシャっとサクサク歩かれますよね。僕は50才ですが、
僕よりも元気な方が沢山いらっしゃいますもんね。
でも年には敵わない時期が、いずれはやって来るのでしょうからね。
70前半は良くても後半はガタっと足腰が悪くなったとかあるからですね、
その準備としてはとてもいいと思います。
どこか特別に悪くなってらっしゃるとかあれば、その人に合わせてバリアフリー対策を考えられますが。
一般的な対策として考えた時には、だいたい年を重ねていくと体がかたくなって、
手、足、腰はなかなか曲がらなくなってきたり可動域が少なくなってくるでしょ。
あと、筋力が落ちたり、目が悪くなったり、その辺りが代表的に弱くなってくる所ですよね。
家の中で影響を受ける所といえば、歩いていてちょっとした段差に
つまずいて転倒される方が多いですよね。
あれは自分の思ったより足が上がっていないからなんですね。
僕もよく経験がありますが(笑)年配の方だと、5mmの段差でもつまずいてしまいます。
3mm以下は大丈夫です。5mm~3cmの間が油断して一番つまずきやすいです。
逆に20㎝とかあった方が気を付けて上がるから大丈夫だったりします。
普通に廊下とかで歩いていて転ぶのが一番怖いですから、
通路の段差をできるだけ見直した方がいいですね。
あとはトイレ、お風呂、玄関などでしゃがんだり立ったりしますが、
それがキツクなってきます。そんな時にフォローできる手摺や椅子があるといいですよね。
あとは手が思ったより上がらなくなるんです。
肩より上に上がらないとか。そういう場合は上に収納している場合は取れないんですよ。
ですから、収納の位置を少し下げてもらうとすごく生活しやすくなると思います。
だいたい腰上から目線の高さの位置に、
いつも使うものを置ける収納計画をやり直した方がいいです。
あとは目が悪くなってきますから、ちょっとワンランク明るい照明器具に変えてあげる。
明るくしてあげるのも一つのバリアフリーです。
まずは生活しやすい、突発的なケガをしない、その辺りが一番大事な所ですね。
将来的に例えば車椅子になるかもとか、何かどこか体が悪くなった時の為にと考えても、
症状が違えば対策も違ってきますから、そうなった時に考える方が
一番その人にあったオーダーメイドのバリアフリーができます。
その時は介護保険とか使えたりできますので。
今心配と思ってされるなら、普通の一般的な生活をする中で、
あぁこれは楽だなと思える、そういうバリアフリーの方がいいと思います。