マイホームクリニック
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そろそろ家を建てたくて、建築現場に目が行きます。家を造るときに盛り土をして、道路より高い位置に造るのはなぜなのでしょう?洪水の際に浸からないようにでしょうか。盛り土をすると、家の中はバリアフリーでも、家に上がるまでが段差ができますよね。

道路より敷地を高くするのはなぜかというと、雨が敷地に流れてこないようにする為です。

塀で囲って水が入らないようにしようとしても、水は中々防ぎきれません。

そういう意味で地面を上げた方が手っ取り早いんですね。これは昔からの技法ですね。

昔の人はよくお隣の敷地より高くしなさいと言ったものですが、

それは、より雨の侵入を防いだり目線が高くなって見晴らしがよくなったりすることからでしょうね。

隣との高さは、若干の高さは気にしなくても大丈夫です。

道路よりは高くしないと、雨の問題は解決できないでしょうね。

道路は、道路のアスファルトを補修するときに場所によっては、

既存の道路の上に重ねて補修するときがあります。

その場合、道路が少し元の高さより上がる場合があるんですよね。

そういうことを見こして、敷地の高さは計画した方がいいです。

家に上がるまでの段差を考えると、今の住宅は耐久性を出すために、

ある程度、基礎を上げておかなくてはなりません。

一般的に、敷地の地面から床までの高さまでは60cm以上くらいです。

道路から敷地までを30cm、敷地の地面から床まで60cmとすると、

道路から90cmくらいになりますよね。

そうすると、洪水の心配はあまりしなくても大丈夫になります。

バリアフリーで考えた場合は、道路から玄関の距離が近い場合は、

急な段差がつきやすくなってしまいます。

ですので、計画の段階で、道路から奥の方に距離の取れるところに玄関を置かれた方が、

緩やかな勾配のスロープをつけるなど、自由にできるようになります。

バリアフリーを検討されるなら、それを踏まえた計画をした方がいいですね。

緩やかな勾配なら、20~30cmの差は意外と気にならなくなります。

平らに見える道路でも、目線を下に下げて見てみると、緩やかに上がっているものです。

ですから、あまり気にはならないと思います。雨の対策としては、高く上げておいた方がいいですね。

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